猫が大好きな【またたび】の知っておきたい危険性と注意点

またたび アイキャッチ画像 猫の豆知識




猫の大好きなものとして知られている『またたび』

『猫にまたたび』ということわざを知っている方も多いと思います。

「好きで好きでたまらない」ということの例えで使われる言葉です。

そんなまたたびには知っておきたい注意点もあります。

猫にまたたびを与える時の注意点や危険性などをご紹介します。

知っておきたいまたたびの危険性

またたびの注意点人間に例えると、お酒で酔っ払っているみたいに見えますが、人間がアルコールに酔っている状態とは全く違います。
これば、またたびに含まれるアクチニジンやマタタビラクトンなどの成分が、脳の中枢神経を刺激して軽い麻痺状態にしているからと言われています。
大量に与えてしまうと、ひきつけ状態や呼吸困難、心停止を起こす可能性があるので特に注意が必要です
また、またたびの実を丸ごと呑み込んでしまうと、胃や腸に詰まらせてしまい開腹手術が必要になってしまう場合もありますので、またたびの置き場所などの管理には特に注意してください

ひかる
またたびにアレルギーを持った猫ちゃんもいるので要注意です!

またたびってどんなもの?

またたびとは、マタタビ科マタタビ属の落葉つる性の植物で、日本ではほぼ全国の山地に自生しています。
学名『Actinidia polygama』
英名で『Silvervine(シルバーバイン)』
漢字で『木天蓼』(もくてんりょうとも読む)と書きます。

初夏に白い花を咲かせ、その後どんぐりのような楕円形の実になります。
花の開花前に、蕾(つぼみ)にマタタビミバエやマタタビアブラムシが寄生すると正常な楕円形の実がボコボコどした実になり『虫癭果(ちゅうえいか)』(虫こぶとも呼ばれる)と呼ばれる2種類になります。
またたびの実

(著作権者:Ka23 13さん、ライセンス:CC BY-SA 4.0 Wikipedia

虫癭果を乾燥させたものを粉にしたものがまたたび粉です。
猫が喜ぶ成分を多く含むのは正常の実ではなくこの虫癭果のようです。この虫癭果は人間の漢方薬や生薬にも使われています。
猫用には粉末のものが一般的ですが、小枝や実なども市販されています。

またたびを与えたときの猫の反応

またたび 猫の反応猫にまたたびを与えると、くねくねと転がったり、頭をこすりつけたりする興奮状態が数分続くこともあれば、すぐに普通の状態に戻ることがあります。
またたびに含まれているマタタビラクトンやアクチニジンなどの成分で軽い陶酔状態になり恍惚を感じるため猫が夢中になるとされています
ライオンやトラなどの野生の猫科でもメロメロになるようですが、なぜ猫科の動物がこのような反応をするのか詳しい理由は分かっていないようです。
人間でいう麻薬やお酒、タバコのような中毒性や依存性はなく、効果も数分程度です

猫はみんなまたたびが好き?

またたびはどんな猫も好き?またたびへの反応は個体差があるようで、まったく興味を示さない猫もいれば、少量でも陶酔状態になる猫もいます。

一般的に、

  • 子猫はあまり反応しない
  • 避妊、去勢した猫は反応が薄い
  • メスよりオスの方が反応しやすい

などと言われています。

反応の程度や持続時間も猫によって違うようです。

またたびの与え方

またたびの与え方またたびを初めて与える猫には粉末をほんの少し匂いを嗅がせるくらいから始めてください。
小枝などを与えるときは粉末を与えても問題がないことを確認してからにしてください。
またたびを与える年齢制限は特にありませんが、市販のまたたびを使用する時は説明書きに従って使ってください。
体調が悪いときには使わないようにしましょう。

使い方としては、主に

  • 爪ときを決まった物や場所で行うように誘導するとき
  • 動物病院などへ行く時などにキャリーへの誘導
  • ストレス解消
  • しつけのごほうびなど飼い主さんとのコミュニケーション手段として使う

などに使えます。

またたびは必ずしも必要なものではないので、与えすぎには注意してくださいね。
また、何かの薬を服用しているときなどは念のため獣医師さんに確認してください

まとめ

いかがでしたでしょうか。
またたびのことを知っているようで知らなかったことはありませんでしたか?
私もまたたびにアレルギーを持つ猫ちゃんがいるとは知りませんでした。
与えすぎはよくないので、猫ちゃんのためにも使用する量には十分注意したいですね。